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現代の大量生産の包丁ではなく、プロの世界で使われる包丁は一本一本手作りで行われています。
鍛冶屋で行われている作業は赤く熱した地金を叩き、鋼を接着するところから始まります。
この作業は鍛接と呼ばれ約900度に熱した材料を叩き上げ鍛えていく作業です。
また、叩きながらおおまかな包丁の形へ近づけていきます。
鍛接を終えると徐々に熱を冷ます焼鈍し(やきなまし)を行います。この間は鋼も柔らかいため形状を丁寧に仕上げていきます。
最後に焼き入れを行います。
約800度になった刃を、熱した色で見極め素早く水に入れます。職人の熟練した技と経験がものを言う工程です。
火に入れるタイミングなどは見た目と感覚だけで行いますが、ほぼ正確な温度で行われています。
この工程こそが包丁の質を決める重要な工程です。
鍛冶屋の作業工程
1.鋼付け
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2.先付け・切り落とし
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3.中子とり・成形
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4.焼鈍し(やきなまし)
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5.荒叩き・裏すき
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6.仕上げおろし・断ち回し・歪みとり
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7.摺り廻し
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8.泥塗り・焼き入れ
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9.焼き戻し・泥落とし
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10.歪みなおし
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