top of page

焼き入れ後の包丁は、刃付け職人の元に届けられます。

最初に行われるのは荒砥です。

和包丁は片刃が多く、片方(裏側)にのみ鋼がついています。その為、最初の工程の荒砥は表側から行います。厚みの調整や切刃の調整なども全て表から行い、鋼を極力減らさないように行います。

 

荒い砥石で形を整えていく中で、主に表を研ぐので次第に表側に歪んでいきます。その為、研いで、歪みを取りを繰り返し行っていきます。

その後バフをあてて、研ぎ中に出来た傷を細かくしていきます。

最後に手研ぎを行います。一番細かい砥石で一本一本人の手で研ぎあげていきます。錆び止めに油を塗り、柄付け職人へと送られます。

 

研ぎ屋の作業工程

1.荒砥・歪みとり・平研ぎ

   ↓

2.バフあて・歪みとり

   ↓

3.タガネ入れ

   ↓

4.本研ぎ・刃ひき

   ↓

5・裏研ぎ・刃あて

   ↓

6.バフあて

   ↓

7.木砥あて・歪みとり

   ↓

8.ぼかし・小刃あわせ・水拭き

   ↓

9.油ひき

TOP > 職人の技術録 > 研ぎ編

bottom of page